毎週ニュースレターを書くなんてできるかしらんと思っていたけれど、ウェブサイトやテンプレートをいじっていたら楽しくなってきました。新居に引っ越して、部屋を自分好みにして落ち着いた感じ。2週間くらい、海外のニュースレターを購読してみました。受信ボックスに未読がたくさん並んでると圧があるとか、こういうレイアウトは好きじゃないとかを、受け手として感じました。読みたいと思って購読し続けることにしたニュースレターのように、自分が読みたいものを書こうと思います。

今週のエッセイはこちらです。

・大きなあくびをした後に、少しも照れないあなたの横で

そう、あの曲がエッセイの後ろで流れています。2026年のバージョンは、心なしか声がやわらかいような。

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シンガポール生まれの歌手、Sun Yanzi(孫燕姿、英語名 Stefanie Sun)の新曲を紹介します。若くして成功した彼女は、バーンアウトや複数回の長い休止を経て、最近また復帰した人です。英訳をもとに、中国語の意味も調べながら、翻訳しました。オリジナルでYouと言っているところを、「自分」と訳しています。「大切な人」とか、「思い出」という読みもできると思うけれど、私の解釈はこれです。よかったらミュージックビデオと合わせてどうぞ。

大学では、指導教官のもとで英詩の研究をしています。読んでいて感じるのは、何かを感じているということ。思考で整理したり、言葉でラベルを貼れない何かがぐわーっと広がる。言語化が流行っていて、言語化できるものは言語化すればいいと思うし、私もそれは鍛えてきたけれども、その一方で、感じることの世界は、言葉の範囲よりもずっと広くて深いと思っています。だから、どう思ったかじゃなくて、どう解釈したかを翻訳に込めて送ります。

レーダーに導かれながら 地上を滑るように進んでいく
空にはひとつ 自分を守ってくれる星がある
視線を交わすだけで分かる 言葉のいらない自分との対話
力を込めて 前へと進み続ける
世界がぐるぐると回り 激しい衝撃がすべてを壊していく
あらゆるものの意味が乱れてしまった
何かに応えようとしても出ない声 抑えきれない叫び
好きでこうなったわけじゃないって 自分がいちばんわかってるよ
目を閉じて 深く息を吸おう
滝のように一気に落ちていくその瞬間 自分は唯一の存在
壊れかけた心を抱きしめたまま 重力に身を任せて落ちていく
ずっと慎重に 光年の距離を駆け抜けてきた
ほんの少しの恐れもなく
地に降り立つその時まで 揺るぎなく自分を信じている
たとえ墜落したとしても 自分が笑ってきた軌跡は確かにある
速度を失った境界線の中で すべてのバランスを失っても
私はまだ 自分の腕の中にいる

彼女のインタビューはこちら。ここでは英語のものも紹介していきます。ふだん英語を読まない方は、ブラウザやAIで翻訳してみてくださいね。

感じたことや、あなたのことなど、お返事を書いてくださるときにはこちらへどうぞ。

日々にすこやかさがありますように。
明けない夜にやさしさがありますように。
ではまた

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