・ぽんちゃん

夫は私の好きなところを「存在」と言う。私は彼の好きなところを「ほっぺ」と言う。ヒゲは痛いから、ヒゲそり後のほっぺが好きだ。なぜと言われてもわからない。好きだから好きだ。でも痛いからヒゲつきは嫌いだ。彼はそれを「条件つきの愛」と呼ぶ。

ナイトルーティンと昨日の夜のことを書きました。

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夫はONとOFFの切り替えがうまいです。「会社のために生きているわけではないので」と、やりたくないものはやりません。「ぼくは技術が好きなので、人の管理はやだ」と言って、もう何年も管理職の打診を断っています。チームリーダーはやっているものの、一度上がってしまうと、もう降りられないのが嫌らしいです。やりたくないものをやりたくないと言えなくなる。長年一緒に働いている上司の人たちは理解してくれているものの、新しく異動してきた人からは打診されます。なので定期的に管理職試験を受けています。
管理職試験の一次審査、コンピューター試験。「下記のような場合、あなたならどうしますか」という惨事の対処系の問いに、あなたならどう答えますか。私なら、そうだなあと考え始めます。彼は「私はそもそもここまでの惨事を起こさないような仕事の仕方をする」「ここまで放置した会社の問題」「私はその仕事につくことはない」とか書きます。毎回巧妙に、ぎりぎり合格点以下を取って、しっかり落ちます。なんかそのメンタルも、それを通せる技術力とか立ち回りの力も、全部すごいなと思います。
そんな人が、帰宅したら今週のエッセイのようにふにゃーんとなるんです。ほっぺ縛りで書いたので省略しましたが、いっしょにベッドに横になっているとき、「目をぱちぱちする遊び」もあります。私の腕やほっぺに顔を近づけて、高速に目をぱちぱちし、長いまつ毛で私をくすぐるやつ。私に近づいてきてかわいいなあと油断しているとすぐこれです。彼が管理職になったら、たぶんこういうしょうもない遊びが、少しずつ、あるいは突然なくなってしまうような気がします。
自分の大切なものを大切にできる世界だといいなと、そのためには私も力をつけるぞと、ニュースレターでは真面目に締めておきます。

感じたことや、あなたのことなど、お返事を書いてくださるときにはこちらへどうぞ。

日々にすこやかさがありますように。
明けない夜にやさしさがありますように。
ではまた

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